無意識の海の中で声にならない声を上げ、その声の奇妙さに驚いて目を覚ます。 悪夢につきものの寝覚めの悪さというものだ。 嫌な夢というのは大抵の場合何らかの(ほぼよろしくない事柄の)兆候であったり、さらに最悪なことには、予知夢であるということがある。 寝ぼけ眼で仰ぎ見た空は青白みがかっていて、徐々に明るさを増していった。漸く朝が始まるところだ。 時計を見るまでもない。 …